予算特別委員会記録(平成21年第4回定例会)2・12月9日(水)
●公明党・角田秀穂委員 議案12号に関して、人件費減額の条例に私ども賛成しているの
で、それに伴ってこの人件費を減額して、その分、6億7900万円を調整基金に積み立てるまでは反対する理由はないが、念のため、その先のことを、何かお 考えがあれば聞いておきたい。執行しなくてよくなった6億7900万円の使い道について、何か考えていることがあれば、財政部に答えてほしい。
●財 政課長 現段階でだが、財調のほうに積み増しというか、戻させていただくということで、特段これを使って何をということは今の段階では考えていない。しか
しながら、昨日、国のほうでも、経済対策ということで閣議決定され7.2兆円ほどの補正がなされるということなので、そういったものがあれば、今後はおく れることなく素早く対応をしていきたいと考えている。
●角田秀穂委員 今、国 内の経済状況を見ても、これからさらに悪化していくのではないかという不安があり、市民生活また中小事業者を中心に景気も全然よくなっていないという状況
で、市内経済活性化のために、市としても打つ手があれば考えるべきではないかと思う。今までいろいろと提案をしても、財政難などでなかなか難しいという答 えが返ってきた。今回は財源が目の前にあるので、改めて提案させていただくが、このお金を使って市内経済活性化のため、また、市民が少しでも生活防衛に役
立てられるような施策に使うべきではないかと提案するが、これに対する感想があれば伺いたい。
●市 長 確かにここで6億7000何がしのお金が入ってくるということ、極めて、ありがたいと言ったら言葉は悪いが……、ただ、いろいろな出費、歳出も考えな
ければならない。いろいろな面がまだある。というのも、今まで児童手当で6億、7億近く出して、県・市の負担もあったが、今度、政権交代したら、例えば子 ども手当に対して、末端には求めないということであったが、どうなるかわからない。そういったことを踏まえると、これだけのことが出てきた中、今、非常に
景気が低迷しているのは事実であり、何とかそちらのほうに活路というか、活性化に向け見出せるものがあれば、今ここでというわけにはいかないが、新年度の 予算の中に組み入れていきたいと思っている。
●角田秀穂委員 確かにおっしゃ るように、国のほうも来年度どうなるかという姿を全く示していない状況もあるので、それに対する備えも考えなければいけないということはあると思う。だか
ら、全部使ってしまえとは申し上げていない。例えば今年度実施したプレミアム付き商品券は非常に市民からの反響も高く、当初2日間で売る予定が、あっとい う間に売り切れてしまった。それだけ市民が生活防衛に大変だということを私たちも身をもって感じた。それだけの反響を呼んだ事業で、あのときどれぐらい
使ったかを考えてみると、4500万円ぐらいだった。そうしたことから考えても、何か少し明るい話題を提供できるような施策を緊急に打つべきだと思うが、 年度内にできるのだったら、そうしたものを考えていただきたいと要望する。