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平成19年第4回船橋市議会定例会会議録(第5号・5

角田秀穂議員  時間がありますので、下水道事業についてもお伺いいたします。

 今年度の予算特別委員会でも取り上げたことですが、全国的にも整備 が立ち遅れ、普及促進が急務となっている本市の下水道普及率向上、さらには早期接続による下水道財政の基盤強化の面からも、(予定時間終了2分前の合図) 実態に即した接続工事の無利子貸付制度の限度額見直しを要望したいと思います。

 予算特別委員会での答弁では、今年度、19年度の予算を要望する際 に、見直しの検討を行ったが、過去3カ年の平均工事費を見ると、くみ取りトイレの場合が485000円で、若干貸付額限度額を上回っているが、浄化槽を 改造した場合は241000円と、限度額を下回っているため、引き上げは見送ったと。ただ、浄化槽を撤去して、下水道へ接続する場合は、平均では下回っ ているけども、全体の約30%の方は限度額を超過している実態がある。これからどんどん供用開始の区域もふえていくので、接続者の一時的な負担の軽減、水 洗化率向上の観点からも、実態に即した貸付額に見直しをやっていきたいと考えているとのお答えでありました。来年度予算編成に向けて、今年度の実績も踏ま え、どのように考えているのかお伺いをしたいと思います。

 以上で質問を終わります。

 

下水道部長(湯浅勇) 水洗便所化改造工事資金貸付金の貸付限度額の見直しについてお答えいたします。

 まず、本年度上半期の改造工事の実績でございますが、くみ取り便所 の改造では貸付申請者5名の平均工事費が554000円で、貸付限度額の45万円を上回っているものの、浄化槽を廃止して、下水道に接続する場合では、 貸付申請者75名の平均工事費が292000円で、貸付限度額30万円を若干下回っております。

 しかしながら、いずれの平均工事費も年々増額しており、先ほど申し上げた本年度上半期の貸付申請者80名のうち約4割、31名の方の改造工事費が貸付限度額を超過している状況にございます。

 当市の現行の限度額は、近隣他市と比較して遜色のない額とはなって おりますが、利用者の約4割の方が限度額を超過している状況があり、質問者おっしゃるとおり、制度が下水道の普及や下水道財源の基盤強化には非常に有効で あることから、限度額の引き上げは取り組むべき課題と認識しております。

 現在、下水道整備につきましては、平成21年度末で普及率70%を 目指して、一般会計の財政状況が非常に厳しい中で、積極的に進めているところでございますが、貸付金の限度額の引き上げにつきましては、今後の予算編成の 中で特別会計全体での優先度を見きわめて判断することと考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いします。