平成19年第4回船橋市議会定例会会議録(第5号・5

角田秀穂議員 通告いたしました項目のうち、発達障害児への支援について先に質問させていただきまして、その他につきましては、時間を見ながら2問以降で行わせていただきたいと思います。

 自閉症、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)など長く福祉制度の谷間に 置かれていた発達障害者への早期支援などを目的とした発達障害者支援法が平成17年度に施行され、全国的に乳幼児期から学校まで一環した支援体制構築への 取り組みが行われようとしておりますが、専門家など人的資源の不足や関係機関の連携体制などまだまだ十分といえない状況にあります。

 発達障害者支援法に定義された発達障害児も含めて、発達に何らかのつまずきのある子供への支援を本市においてもさらに進める必要があるとの思いから、福祉、教育について何点か質問をさせていただきたいと思います。

 そもそも発達につまずきのある子供とはどのような子なのか、発達につまずきのある子供 の状態像としては、ボタンかけやひも結びなどができないなど不器用である、落ち着きがなくじっとしていられない、無気力で動作が鈍くいつもぼんやりしてい る、人の話をきちんと聞けない、キレやすい、同じ動作を繰り返したりいつも同じ物を触ったりもてあそんだりしているなど子供によってさまざまな症状、行動 が見受けられますが、育てる側の保護者から見て共通した声としては、こうした発達につまずきがある子供はほかの子供に比べて育てにくい子供、手のかかる子 供だということです。

 一般的に保護者が子供の発達につまずきがあるのではないかと気づくのは4歳から5歳ごろ、幼稚園や保育園など同年齢の集団に入り、つまずきに気づくことが最も多いと言われます。

 子供に対する療育等の支援は、わかった時点ですぐに始めた方が症状の改善効果が高いと 言われますが、効果的な支援策を講じなかった場合、また講じることができなかった場合、原因を理解できない周囲の人は、子供に対して、だらしのない子、や る気のない子、怠け者、乱暴な子などのレッテルを張る、親はしつけがなっていない、育て方に愛情が足りないのではないかなどと言われる中で、原因も解決法 もわからずに悩み、ほかの子と同じようにできない、四六時中目が離せない、言いつけを守れない、聞き分けがない、そうした育てにくい子に対してついつい感 情的になってしかることも多くなり、時には手をあげてしまうケースも出てくる、理由もわからずにだらしがない、怠け者と言われ、親からは何をやってもしか られる、あるいはぶたれる、当の子供自身は、自分は何をやってもだめなんだ、僕は、私は生まれてこなかった方がよかったんじゃないかなどと思いながら成長 をしていき、場合によっては生きることの意味を見出せず、生きる中で遭遇するさまざまな困難をはね返すだけの力がなえてしまう危険性が高いと言われます。

 私は、ここが発達障害児に対する取り組みを怠った場合の一番の問題点だと思っておりますし、発達障害児など発達につまずきのある子供へのできる限り早期からの、また一貫した支援体制をさらに充実させていかなければならないと考えております。

 さて、発達につまずきのある子供に対する治療アプローチの1つとして、感覚統合療法と いうものがあります。もともとは半世紀ほど前にアメリカにおいて問題となり始めていた学習障害児へのリハビリテーションを目的に開発された技法で、日本に おいては1976年に初めて行われ、その後の実践の積み重ねの中で、子供だけでなく認知症、統合失調症の治療への応用も試みられるようになっております。

 感覚統合療法の基盤となる理論は、脳の働きについての詳しい知識が必要になりますの で、私にも十分理解が及ばないところがありますが、一言で言うと注意が持続しない、感情をコントロールできない、常に動き回る、読み書き計算ができない、 縄跳びなどの運動ができないなど行動や認知、情緒、運動企画などの障害の原因として、触覚や視覚、聴覚などの感覚を脳の中で処理する過程に何らかの障害が あることが強く疑われる場合に、その子供の症状に応じてさまざまな器具を用いたりしながら、適度な感覚刺激を与えることによって脳の働きを促し、感覚処理 の障害を緩和して適切な行動に導いていこうとするリハビリ手法ということになります。

 人の感覚の発達は、母親の体内にいるときから始まると言われます。胎児の段階から既に 指しゃぶりをするなどして母乳を吸うための口の周りの触覚を使う準備をし、誕生直後は重力に逆らって手足をしきりに動かすことで空間と体の関係の基礎づく りを始め、さらにはいはいをするようになり、積極的に動き回る中で空間の認知や運動の企画、両手を使い分けるなどの基礎を徐々に積み重ねていきます。その 後も成長に応じてさまざまな経験を積む中で、読み書き、計算や抽象的な思考など高度な精神活動を支える基礎となる感覚の統合を発達させていき、小学校入学 のころにはおおよその部分が完成し、10歳前後に大人に近い形に大体発達を遂げると言われております。

 正常に感覚統合が発達した最終的な産物は、落ち着いて読書ができるようになることだと 言われます。多くの人にとっては当たり前にできることだと思いますが、感覚統合の発達の過程に何らかの障害がある子供では、視覚認知の発達に問題がある場 合、激しく揺れる電車の中で文字を追っているのと同じ状態で、今読んでいる行から次の行へ進むこともままならない、あるいは刺激に対して過敏であるため に、周りの物音やにおいが絶えず気になって集中することができない、逆に刺激に対して反応が鈍いために目覚めた直後のようなぼうっとした状態で集中ができ ない、ある場合には覚せいレベルを高めるために足りない刺激を補おうとして動き回ったり、突然大きな声で話し出したりと読書どころではないという状態を示 します。

 感覚統合療法では、例えば視覚の認知の発達に問題があると考えられる場合には、視覚の ほか、体の姿勢を保ったり運動する上で重要な役割を担う固有受容覚、平衡感覚や重力や加速度に反応する前庭覚の働きを高めるためにブランコであるとか、す べり台、ボール遊びなどを通して加速や傾きに対して体の姿勢を正しく保つように促したり、動くものを正確に目で追い、背景に惑わされずに見失わないように する訓練を行うなど、子供の状態に応じて感覚刺激を調整して提供することで脳の機能を高め、状態の改善を目指そうとします。

 もとより感覚統合療法は、数あるリハビリ技法の一つであり、感覚統合の発達に問題がある場合には幾つかの症状、状態の改善が認められるケースがある一方で、当然のことながら限界もあります。

 例えば感覚統合の機能障害が認められる子供と似たような状態を示す脳性麻痺児に対する 感覚統合療法単独の実施は推奨をされておりません。ただ、近年発達につまずきのある子供の実態が徐々に明らかになるにつれ、こうした子供を育てる市内の保 護者からも感覚統合療法の実施を求める声が高まっているのも事実です。

 感覚統合療法を実施するに当たっては、第1に感覚統合療法実施の適否を正しく判断できる熟練した専門の作業療法士と、それからさまざまな感覚刺激を提供するための各種の器具を備えた広い部屋が必要ということになります。

 実は、感覚統合療法を船橋でも受けられるようにしてほしいという声を受けて、市内の NPOが専門の作業療法士を招いて実施しようとしたことがあり、私も会場探しを手伝ったことがありますが、スペースはあっても肝心の遊具・器具がないとい うことを思い知らされました。必要となる器具は、子供用のトランポリンや平均台、ボールプールなどですが、どこかに1つくらいは置いてあるだろうと体育施 設や学校など市内の施設を片端から当たりましたが、結局どこにもありませんでした。

 このため感覚統合療法の企画はいまだに実現せずじまいになっているのですが、ただ、1 カ所だけすべてが完璧にそろっている施設が船橋にもあります。こども発達相談センターには、今言った子供用のトランポリンや平均台、ボールプールのほか、 すべり台やはしご、各種マット、スケートボードなどなど感覚統合療法に用いる器具が一通りそろっております。さらには天井には子供を乗せて揺するための器 具をつり下げるためのフックを備えた設備があらかじめ設置をされています。しかも1カ所だけではなく2つの部屋に設置をされております。子供によっては余 計な刺激が入らないよう周囲に余分な遊具類がない環境で訓練を実施した方がよい場合もあり、別の部屋でも訓練が実施できる設備が整っていることは、感覚統 合療法を実施する上からも理想的なつくりとなっているといえます。

 施設を眺め回してつくづく感じたことですが、もともとこの施設は少なくとも設計段階においては感覚統合療法の実施を視野に入れたのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

 こども発達相談センターは、現状民間団体への施設の貸し出しは認めていませんので、感 覚統合療法を実施するとすれば行政が主体となって行っていただくほかはないのですが、開設から2年近くの間、有効性の検討もなされないまま、結果として設 備も使われないまま今日に至っております。

 こども発達相談センターに備えられている遊具、器具の購入価格の一覧をいただきました が、例えばボールプールの購入だけで38万円余りかかっております。感覚統合療法を行う作業療法士の目から見れば、ボールプールも単なる遊具ではなく、首 筋に触られたり、ほおずりやだっこされることに対して強い拒否反応を示す、専門的には触覚防衛反応と言うそうですが、こうした状態の見られる子供に対して 触覚防衛反応を抑制するために用いる器具といえます。また、現状使われていないつり下げ遊具のつりバランススイングの購入金額は88200円、これはブ ランコなどの揺れる遊具や高いところを極端に怖がる──重力不安と言いますが、そうした子供の治療に用いられる器具であります。

 感覚統合療法を実施しようとした場合、人材さえ確保できればやろうと思えばあすからで もできる、これほどまでに環境の整った施設は周辺を見回してもありません。発達につまずきのある子供への支援を充実させる上からも、有効性の検討を含め、 積極的な取り組みを求めるものですが、いかがでしょうか。この点について見解をお伺いいたします。

 次に、教育における発達につまずきのある子供への支援の現状についてお伺いをいたします。

 昨年6月に学校教育法が改正され、小中学校等に在籍する教育上特別の支援を必要とする障害のある児童生徒に対して、障害による困難を克服するための教育、特別支援教育を行うことが法律上明確に位置付けられ、この4月から施行されることとなりました。

 特別支援教育への本市の対応については、前回の議会でも質問させていただきましたが、 4月から何が変わるのかという点については、市立船橋養護学校が特別支援学校に名称を変更するとともに、知的障害だけでなく肢体不自由など複数の障害にも 対応できるかどうか検討をする。特殊学級については、特別支援学級となるが、名称変更以外に大きな変更点はなく、今後の対応については、国や県の動向を見 ながら検討していくとのことで、4月以降もLDADHDなどの児童生徒に対する指導支援は、在籍する通常の学級を基本としつつ、通級による指導を組み合 わせながら行われることになろうかと思います。

 そこでまず、通級指導の現状について伺いたいと思うのですが、本市においてはLD ADHD、高機能自閉症など通常の学級に在籍する児童に対する支援を行うための通級指導教室を平成15年度から船橋小に開設し、その後も三咲小、行田西 小、船橋中に順次通級指導教室を開設して個々のニーズに応じた適切な支援の提供が図られようとしております。

 しかしながら、過去の議会質問においても、本市の教育委員会も小中学校の通常の学級で は軽度発達障害を持つ児童生徒が年々増加しているとの認識を示されているとおり、通級による指導が適当とされる児童生徒は、毎年増加の一途をたどってお り、教室がいっぱいであるため現在待機せざるを得ない児童生徒もふえているようであります。

 軽度発達障害の児童に対する支援を行うための通級指導教室の整備が果たして十分ニーズに追いついているのかどうか、待機の状況も含めてまず現状について伺いたいと思います。

 次に、通級指導教室に通う軽度発達障害児に対する支援の内容について具体的に伺いたいと思います。

 LDADHD、高機能自閉症等の児童生徒の状態像はさまざまであり、これらの児童生 徒に対しては個別的、弾力的な指導が必要とされる一方で、これら児童生徒に対する特別な指導内容、方法がいまだに確立されていない状況の中、本市の通級指 導における指導計画、目標については、どこでどのように立案をされているのでしょうか。また、その評価についてはどこでどのように行われているのでしょう か。

 また、在籍する学級においての指導、支援についてはどうか、通級指導との連携を図りながら行われていると思いますが、具体的にどのような指導、支援を行っているかについても伺いたいと思います。

 さらに、軽度発達障害の児童生徒に対する指導支援を実施する上での課題について、教育委員会としてはどのようにとらえているのかについても、あわせてお伺いしたいと思います。

 改正学校教育法の施行にあわせ、国においても子供11人のニーズに応じた教育を行う 観点から、障害を持つ児童生徒への支援、教育を行う観点から、当該児童生徒に対して日常活動の介助と学習活動上のサポートを行う特別支援教育支援員の計画 的な配置を来年度から本格的に行うため、平成19年度は250億円程度の地方財政措置を講じ、平成20年度までの2カ年でおおむねすべての小中学校に配置 することを目指しております。これは過去の議会においても主張してきたことですが、特別支援教育において特に重要なのは、個々のニーズに対応して適切な支 援を行うための人的体制の整備であると思います。

 本市においても教育現場への特別支援教育支援員の配置など、人的体制の充実を積極的に図っていくべきと考えますが、いかがでしょうか。この点についても見解をお伺いし、1問とさせていただきます。

福祉サービス部長(中嶋祥治) 発達障害児等への支援についてのご質問にお答えいたします。

 こども発達相談センターは設計段階では、感覚統合療法を視野に入れていたのではないかというご指摘でございます。

 同センターの備品や設備については、臨床心理士による個別の相談や支援及び発達におくれのある幼児に児童デイサービスを実施する親子教室において使用することを前提に整備したものでございますが、感覚統合療法にも使用できないことはないものと考えております。

 次に、感覚統合療法の有効性の検討を含め、積極的な取り組みを求めるとのことでございます。

 高機能自閉症やアスペルガーなどの広汎性障害やLD児、ADHD児等の発達障害児に関 する支援については、現在こども発達相談センターの個別相談や言葉のおくれに関しては、ことばの相談室で個別相談や指導を行っております。また、親子教室 におきましても知的障害児だけではなく、発達障害児や発達におくれのあるいわゆるグレーゾーンと言われている児童も受け入れているところでございます。

 ご指摘の点につきましては、例えば担当者について現状と比べてかなりのスキルアップが 必要であることなど、解決すべき問題がございますが、今後発達障害児に対する支援の一環としての療育のあり方について、自閉症、ADHD等のさまざまな発 達障害に応じてどのような療育が有効か、感覚統合療法も含めて検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

学校教育部長(松本文化) 発達障害児等への支援についてのご質問にお答えいたします。

 現在、情緒障害通級指導教室は、小学校に3校、中学校に1校設置しておりますが、通級指導を必要とする児童生徒は年々増加しており、したがって、通級指導教室に通級を希望する児童生徒も増加しております。

 しかしながら、通級指導教員及びコーディネーターの1人当たりの指導時間に限りがあるため、指導できる児童生徒の数も決まっております。そのため今年度は通級指導を希望する児童生徒が待機せざるを得ない状況になっております。

 こうした児童生徒に対しては、総合教育センター教育支援室で相談を行ったり、巡回相談員が訪問指導を行ったりして支援に努めております。

 なお、このような状況を解消するため、平成19年度につきましては、通級指導教員の増員を県に要望しているところでございます。

 次に、通級指導教室における指導の内容についてですが、11人の教育的ニーズを的確に把握し、通級指導教員と在籍校の学級担任が保護者の意見を入れながら個別指導計画を立て、指導、支援に当たっております。

 指導の評価につきましては、通級指導教員による在籍校訪問を通して、目標の達成状況を把握しております。

 また、軽度発達障害の児童生徒に対する指導支援を実施する上での課題といたしまして は、通級指導教員の資質の向上及び在籍校への支援が挙げられますが、事例研究会等を通して指導法の改善に努めるとともに、通級指導教員が学校を訪問して具 体的な支援を行うなど、課題解決に向けて取り組んでおります。

 次に、軽度発達障害の児童生徒のために、特別支援教育支援員を配置することにつきましては、今後研究してまいりたいと考えております。

 本市といたしましては、これまで取り組んでまいりました特別支援教育コーディネーターの研修、巡回相談員の派遣、専門家チーム会議、学生ボランティアの派遣などのさらなる充実に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

角田秀穂議員  発達障害児等への支援についてということで、こうした発達につまずきのある子供に対する支援については、できるだけ早期に効果的な支援を行う体制づくりを 本市においてもさらに進めるべきだとの観点から、ここでは感覚統合療法の本市における実施について要望をさせていただきました。

 既に申し上げましたが、感覚統合療法が発達障害すべてのケースに有効というわけではありませんが、感覚処理に障害のあるケースには状態の改善が期待をできるリハビリ手法であり、適用の可否を判定するための検査手法、テスト法の標準化も進んできております。

 何よりも本市での実施を求める声が非常に強いという事実があります。こうした声は行政 にも届いていると思いますが、他の地域で感覚統合療法に出会い、船橋に転入されてこられた方や、近隣で実施をされている感覚統合療法を受けた方々の意見、 感想を総合すると、確実に効果を実感できたという声のほか、検査によってどこにつまずきがあるのかがよく理解をできた、その結果としてふだんどのようなサ ポートをすればよいかがわかった、親として日常生活でどのようにサポートすればよいのかをわかって子供に接するのと、どうしてよいのかわからずに子供と向 き合うのとは全然違う、さらにもっと早い段階で感覚統合療法を受けさせることができればよかったという感想が目立ちます。

 今、周辺を見ましても、感覚統合療法を実施したいと思っても、設備が整っている施設がないために思ったように訓練ができないというのが実情であります。それに対してこども発達相談センターは理想的な環境が整っているといえます。

 ただいま答弁の中で、センターの備品や設備は臨床心理士の相談支援や親子教室での使用 を前提に整備したものとの答弁でしたが、であるならば、なぜ開設以来それらが使われないままになっているのでしょうか。私は、やはり今の施設の使い方は非 常にもったいないと感じております。これから検討するとのことでしたので、ぜひとも積極的な検討をお願いいたします。

 次に、教育における支援の現状についてですが、できるだけ早い段階で発見し、支援を開始することが最も重要であるにもかかわらず、通級指導を希望する児童生徒が待機せざるを得ない状況があることに対しては、早急な対応を望みたいと思います。

 通級指導は、現状週1回、1回当たり1時間15分の枠で行われておりますが、個々の ニーズに的確に対応して支援を行うためには、さらに柔軟な対応が求められると思いますが、現状ではそうしたこともままならない状況があると思います。ニー ズに対応した施設整備、人員確保ということについて、ぜひとも積極的に対応を求めたいと思います。

 また、在籍する通常学級への特別教育支援員の配置についても、早急な実施を求めたいと 思います。学生ボランティアの派遣などもそれはそれで進めていただければと思いますが、ボランティアはあくまでもボランティアであり、要求できる水準には おのずと限界があろうかと思います。通級での指導も施設がいっぱいで受けられない、在籍する学級でも人手がないため必要な支援が受けられないでは、本市に おける特別支援教育の理念の実現はいつまでたってもおぼつかないと思います。早急な対応を要望させていただきたいと思います。