平成14年第4回船橋市議会定例会会議録(第3号・5)

角田秀穂議員  安心して渡れる踏切についてお伺いをいたします。

 近年、交通量の増大に伴い、同じ路線でも歩行者にとって危険な箇所が増大しております。これは市内どこでも共通する問題だとは思うのですが、狭い踏切を渡る際の危険を指摘する声もかなり大きくなってきていることを私自身、強く感じております。

 北習志野方面から入ってきて渡る新京成の木戸3号踏切についても、前後の道路に比べて狭 くくびれており、歩行者が通行する上で車とすれすれとなったり、危険を感じる状態になっております。私自身、過去の議会で、踏切を拡幅して歩行者が安心し て渡れるよう新京成電鉄にも働きかけるなど、市としても対策に取り組むべきであると要望をさせていただきました。特に新京成線の踏切の拡幅、歩道の設置に ついては、ここ以外にも要望が数多く上がっておりますが、そのためには、たまりをつくるための前後の道路の拡幅、そのための用地の確保などクリアしなけれ ばならない課題が数多くあり、なかなか進捗しない一因ともなっているようですが、この木戸3号踏切については踏切部分だけが狭くなっており、現況において も前後のたまりの確保も可能であり、クリアすべき課題もほとんどないものと考えます。

 先ほども申しましたように、近年の交通量の増加に伴って危険性が増大していること、ま た、この踏切を横断する歩行者も大変多いことを踏まえ、行政としても早急に拡幅、歩道の設置がなされるよう、新京成との協議にさらに積極的に取り組んでも らいたいと思いますが、この点についてご見解をお伺いいたします。

道路部長(涌井稔) それでは、安心して歩ける踏切についてのご質問にご答弁を申し上げます。

 北習志野駅北側の高郷小学校へ向かう船橋市道5809号線と新京成電鉄とが交差いたしま す高根木戸3号踏切の拡幅についてのご質問でございますが、ご質問者がおっしゃったように、以前ご要望をいただいておるところでございます。当踏切につき ましては、北側の歩道が踏切で分断されていることから、市といたしましても、新京成電鉄と拡幅について協議を行っているところでございます。幸いに現在の ところ、踏切の前後に新京成電鉄の用地もあることから、拡幅の可能性は高いと話を聞いております。したがいまして、今後、協議の推移を見た上で拡幅計画を 策定し、国の補助金を活用すべく、国とも協議し、対応してまいりたいと考えております。